音楽を聴いていて体調が悪くなった。そんな経験をしたことってありますか?
ボクの場合はあまりの音のすばらしさに感性が盛り上がりすぎて、いわゆる「音酔い」してしまい、頭痛やらそれで目を回した経験が。
あとは単純にもとから体調が悪くてそこで音楽をガンガン鳴らしたもんだか余計にそれが悪化したり。
最近では「ノイズキャンセリング機能」をもつヘッドホンが前々から気になっていたので、興味本位もあって何も考えず買ってみたんです。
それが起因による体調不良だったり。
ヘッドホンやイヤホンで聴いていて体調が悪くなった。意外とそんな悩みを抱えてる人って多いと思うんです。
じゃあなぜ、体調面に影響をもたらすのか。そんな原因と解決方法を僕自身の経験と交えながらお伝えしていきたいと思います。
なぜ音楽を聴いて体調不良になる?

音楽を聴いて体調不良になるのは大まかに以下の要因かと思います。
- もとから気分がすぐれなかった
- 音量を上げ過ぎていた
- 音酔いした
- ヘッドホン、イヤホンの装着感が合わない
- ノイズキャンセリング機能のヘッドホン(イヤホン)が合わない
の5つです。
もとから気分がすぐれなかった
これは何度もやってしまうんですけど、体調がすぐれない時に限って音楽を聴きたくなるんですよね。
(ボクだけかな…笑)
朝起きた時にすでに頭が重かったり、頭痛がしてたり。
気分がどんよりして体が気だるい時なんかも音楽を聴いて悪化することがあります。
または体調は全然大丈夫だったけど、あまりに音量を上げ過ぎていたからそれが「頭痛」に直結したり気分が悪くなったり。
頭痛に関してはこちらに詳しく書きました。
この2つに関してはある意味「自爆」に近い状態ですね。
頭の片隅ではなんとなく体調が悪くなる、または悪化すると気付いてはいるんだけどつい音楽を聴いてしまう。
それが所以の体調不良ですね。
音酔い
次に考えられるのが冒頭でも少し触れた「音酔い」です。
「そもそも音酔いってなに?」って声も聞こえてきそうですが、
あまりにも良い音楽環境で音楽を聴いた場合、あるいは録音状態の良い音楽に触れた際に自分の中の感性が盛り上がって一種の「興奮状態」になるんですね。
音に対する興奮やそこに宿った「感動」をすべて感じとるので、自分という感覚が薄くなり、ただ音楽に身のすべてをゆだねるイメージです。
とにかく音楽への感動の仕方が通常時と全く違ってて、当然その興奮が冷めてきたくらいから反動がきます。
具体的に「車酔い」に近かったり「片頭痛」が結構あったりします。
これは経験された方もいると思うんですが、久しぶりに聴いたイヤホンが思いのほか良くて、延々と聴き比べしてしまい、上記のような「酔い」が出てきてしまうケースです。
どちらも使うヘッドホンや機材、音源の良さが引き金になる「音酔い」ですが、頻繁に味わえる感覚ではないですし、むしろその代償をもらってでも音楽に没頭したいくらいなので、ある意味で「良い体調不良」なのかもしれません。
ヘッドホン、イヤホンの装着感が合わない
根本的に使ってるヘッドホンやイヤホンが自分の耳や頭に合わない場合も体調面に影響を与えます。
ヘッドホンなら頭への側圧だったり、かけ心地が悪く頭からずり落ちないよう、無意識に頭や首を固定していまい、肩こりやそこからの緊張性頭痛に繋がったりします。
イヤホンであれば「カナル型」といわれる耳に差し込むタイプは鼓膜との距離も短いです。
耳の奥には「蝸牛」と呼ばれる部位があり、さらに平衡感覚を司る三半規管があるため、長い時間音楽を聴き続けると、人によっては「めまい」や「吐き気」を感じることがあるようです。
【危険】「大音量で聴くヘッドホン、イヤホン。気付かない間に忍び寄る”難聴”の影」
にも書きましたが大音量で聴く音楽は難聴リスクも跳ね上がるので要注意です。
ノイズキャンセリング機能のヘッドホン(イヤホン)が合わない
最近、ノイズキャンセリング機能をもったヘッドホンを購入したと冒頭でもお話ししたんですが、どんなものかと聴き始めたまでは良かったんです。
そこで思わぬトラブルが襲ってきました。
何かというと
次第に頭が「ぼーっと」なって、ふわふわしてきました。前の日に遅くまで起きていて、若干、寝不足気味だったことも関係してると思うんですが、とにかく頭がスッキリしない。
試しにノイズキャンセリング機能を切ってみるとそれらの違和感が収まります。
「・・・・???」
なぜだかその時点では原因が分かりません。もう一度気を取り直して再視聴。
やっぱりノイズキャンセリング機能をONにすると頭が気持ち悪い。
揺られているというか共振しているというか。
音楽を聴くのが三度の飯より好きなボクとしては、この違和感と気持ち悪さが拭えず、速攻で売りに出してしまいました。
友人が同じタイプで別メーカーのヘッドホンを持ってたので聴いてみたら、やっぱり似たような感覚に陥り断念。
自分にはあわないんだなと。
ネットで調べてみるとチラホラそれに近い悩みも多数あります。
なので便利なヘッドホンですがそういう影響も少なからずあるので頭の片隅に入れておいたほうが良さそうですね。
解決策

1、2「もとから気分がすぐれなかった」「音量を上げ過ぎていた」
当然のことですが体調が思わしくない時は音楽を聴くのを避けたほうが無難です。
というより、体調が悪いときは集中力も散漫で、音楽そのもがほとんど雑音に聴こえると思うので、「休む」に撤したいですね。
普段、使っている「耳を休める」という意味もあります。
3.「音酔いした」
深く音楽に入り込み過ぎないのがベストですが、良いヘッドホンや機材、音楽に出会った時は無意識に感情が高ぶるもの。
自分の感性を解き放つ意味でも決して悪い事ではないので、小休憩を入れるなどして、その感動を味わってもらえたらと思います。
4.「ヘッドホン、イヤホンの装着感が合わない」
で伝えましたが、ヘッドホンやイヤホンが合わないと悩んでる方はとにかく
「試着」をオススメします。
どんなにデザインがよくても実際に装着してみた「かけ心地」と「音」は試着と視聴でしか分からないからです。
なので試着視聴できる店舗があればどんどん試着してみて下さい。
もしそんな環境ないよって方は、ネットにある情報をたくさん精査して、選んでいくと失敗がすくないと思います。
5.「ノイズキャンセリング機能のヘッドホン(イヤホン)が合わない」
これも車酔いと同じで人によって合うあわないがあるので、可能であれば「試着視聴」が重要となります。
その時点で違和感を感じれば、未然に防ぐことができます。
買ってみて、どうしても違和感がある場合も無理をせず、手放して別の機種を探すのが最善かもしれません。
ざっと解決策をあげましたが、個々それぞれに合った方法もあると思います。
例えば、体調があまり良くなくても、音楽を聴いたらテンションが上がり、むしろ気分が晴れて「体調も良くなった」などです。
ですので、自分と向き合い、何が向いてるのかを見極めることが”要”となります。
おわりに
ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くことで引き起こされる「体調不調」をテーマにお話しましたが、どうせ聴くならベストな状態で音楽を楽しみたいですよね。
ただ、どうしても体調面に影響する音楽の聴き方だったり、ヘッドホンとの相性は付きものです。
特にノイズキャンセリング機能は便利で外で使われることも多いと思います。
ただそこにも意外な落とし穴があったりするので、今回お伝えしたことが少しでも改善につながれば幸いです。